┃ 東工務店のSDGsへの取り組み
2015年、国連サミットにおいて「持続可能な開発目標(SDGs)」が採択されました。
これは、持続可能な社会を実現するために環境問題などが織り込まれ、2030年までの達成に向けて
世界が一致して取り組むべき17の目標で構成されています。 >>SDGsとは?
一生で最も長い時間を過ごすであろう「家」という器づくりに携わる私たちができること。
SDGsに掲げられた項目とどう密接に関わっているのか?当店の方針と取り組みを紹介します。
3 すべての人に健康と福祉を
私たちが「家づくり」で大切にしている事の一つに健康な家づくりがあります。
健康な家とは段差解消などの構造的なバリアフリーだけでなく、
家中どこにいても温度差の少ない温度のバリアフリーができた家。
現在、日本では心筋梗塞、脳卒中に代表される循環器の疾患は1月と2月に多発し、
そのほとんどが起床時に集中しています。
何故なら血圧は起床時に最も高く、室温は最も低いために布団の中と温度差が大きいことで暖差により
高血圧による疾患を伴いやすくなるのです。
このようなリスクを回避するためには家の断熱性能が高いことが望まれます。
私たちは壁掛けエアコン一台で家中が暖房できる高断熱で、かつ省エネルギーな家づくりをすることにより
段差と暖差のない安全で健康的に暮らせる家づくりに取り組んでいます。
7 エネルギーをみんなに そしてクリーンに
現在、世界のエネルギー消費量は40年前の2倍以上になっており、
途上国の急速な発展に伴い、ますます増加の一途をたどっています。
家庭でのエネルギー消費量も2倍となり、そのうち25%を冷暖房で消費しています。
私たちはエネルギーを消費しますが、より環境負荷の少ないエネルギーへのシフトが求められています。
東工務店では家の燃費をシミュレーションし比較することで「家の性能を見える化」しています。
車や家電では当たり前の指標ですが家も燃費で比較できる時代です。
燃費の良い家は省エネ、省CO2のエコハウスになります。エネルギーを大量に消費する家では困難ですが、
少しの太陽光発電をすることで必要なエネルギーを賄うことができますし余ったエネルギーは蓄電したり、
電力会社に売電することもできます。(クリーンなエネルギーをみんなに分けることになります)
現在、東工務店は必要な電力を全て太陽光発電で賄っています。(消費量<発電量=実質太陽光のみ)
また、電気自動車に蓄電もしており移動にも再生可能エネルギーを取り入れています。
私たちは燃費の良い家をつくることで消費エネルギーを減らし、太陽光発電など再生可能なエネルギーの
導入と有効活用に取り組み、災害時には分ける体制を築いています。
8 働きがいも経済成長も
色々な仕事がある中で「働きがい」は人それぞれ違います。
もちろんお金は必要ですが、それ以上にやりがいが必要であると考えています。
東工務店では「人にも地球にも優しい家づくり」を基本理念に掲げ
自然素材、自然エネルギーを最大限に活用した高性能で省エネルギーなエコハウスに取り組んでいます。
SDGsが採択され世界が取り組んでいる目標。中でも私たちは地球温暖化に対し誠実に向き合っています。
高性能で省エネルギーな家=燃費の良い家は、人が快適に暮らすことはもちろんですが
光熱費を低く抑え、CO2の削減に大きく貢献できます。
化石燃料に依存せず、CO2の排出を抑制する家づくりはカーボンニュートラル社会の実現という
社会問題に対し誠実に向き合ったとてもやりがいのある仕事です。
また、エネルギーに必要なコストを家の断熱性能にシフトすることで経済の好循環にもつながります。
私たちは「住む人」に対し健康と快適、光熱費の削減と温暖化防止への貢献を提供し
工事費により高性能な製品と技術を提供したメーカーや職人に還元される好循環を目指しています。
9 産業と技術革新の基盤をつくろう
■ 我々を取り巻く気候システムの温暖化は決定的に明確であり、人類の活動に直接的関与をしている。
■ 気候変化はあらゆる場所において、発展に対する深刻な脅威である。
■ 地球温暖化の動きを遅らせ、さらには逆転させることは、我々の世代のみが可能な挑戦である。
つまり、地球温暖化は人類の化石燃料を中心としたエネルギー消費行為によりおこり、海水温の変化と
生態系や社会などに被害を及ぼす。また、今それを食い止めないと取り返しがつかないということです。
日本では2050年までに二酸化炭素排出量を現状の80%削減を目指すと宣言していますが、
京都議定書で策定した目標値6%削減も達成できず、かえって8.5%増加させてしまいました。
目標はあるものの政策がない日本。諸外国のほうが真剣に取り組んでいることがわかります。
2030年における世界の部門別削減ポテンシャルをご存じでしょうか?
産業が多くを占めると思われがちですが、建築物が多い圧倒的に私たちが住む建築物なのです。
つまり私たちが削減できるポテンシャルを秘めているということなのです。
ZEH やH25省エネ基準という言葉を耳にする機会が増えましたが、日本が住宅に求める低い断熱基準と
仕様規定を満たすだけのおそまつな ZEH 。この内容で目指すにはあまりにも大きすぎる削減目標
日本は国も、建築従事者も本気で考えているのでしょうか?とてもそうは思えません。
現在は建築物の排出するCO2の80%がランニングの過程で出ています。
当然生活する上でエネルギーを消費するので当然ですが・・・
じつは簡単なことです。使うエネルギーを少なくすればいいのですから。 CO2を出さないポイントはたった2つ
● 建築時にまず省エネルギーで暮らせる家をつくる。
● 化石燃料の使用をおさえ再生可能エネルギーを利用する。
なにも過剰に冷暖房費を節約をすることではありません。それを必要としない家をつくればいいのですから。
東工務店では、家を建てるとき、リフォームするとき、まずは小さなエネルギーで暮らせる家をつくります。
そのうえで必要最小限の創エネをすることでカーボンニュートラルとなる家づくりをする。
さらには、エネルギーポジティブになる家づくりをする。と明確な優先順位をつけています。
低い断熱性能のメカZEHではなく、ちゃんとつくった省エネ住宅が当たり前となる社会を目指します。
11 住み続けられるまちづくりを
日本の家の寿命はどれくらいでしょうか?という質問に対して、半数以上の方が10年〜30年しか
家の寿命は無いと答えています。たしかに、日本の家は「平均寿命30年」といわれています。
ヨーロッパやアメリカなどの「100年から150年」という平均寿命にくらべて圧倒的に短命です。
日本では、リフォームをして長く住み続けるというより、短いスパンで建て替える「スクラップ&ビルド」という
手法をつづけてきました。限られた資源の中でこのような建て方は正常であるとは思えません。
また、断熱性能が低く快適をつくりだすのに多くの設備とエネルギーを必要とする点も問題です。
数100年から1000年以上前の木造建築が現存するように木造は短命ではありません。
つくりかたの間違った木造が多く存在しているため寿命が短くなっているのです。
モデルハウス、完成見学会などでは、あたりまえのように天井と壁にビニールクロスが貼られ、
床は木質系フロア仕上げ、外壁にいたってはサイディング仕上・・・と、近年の傾向なのか、
このような建物ばかり目にします。
国の推進するZEH、省エネルギー基準、長期優良住宅・・・その基準を安価に簡単にクリアするため
断熱はグラスウールや発泡系の断熱材で、構造の強さは合板で・・・と、
同じような仕様と建物が立ち並びます。
しかし、これらの素材一つひとつが、製造エネルギーや廃棄時のエネルギーと安全性に大きなエネルギーを
消費しますし、近年問題になっているごみ処分地の問題に、ひとつとして配慮していない気がします。
私たちの暮らす環境は、子供たちの未来と地球環境との共存を第一に考え、いろいろな目線から本当の
省エネルギー住宅・低炭素住宅を選択し機械的な快適ではなく、自然な環境の中で快適を創り出すことが
必要だと考えます。
東工務店では、燃費の良い家を自然素材、リサイクル可能な素材を中心につくっています。
また、設計から施工まで自社で行いアフターメンテナンスも責任を持って対応しています。
家は点検、修繕、改修など継続したメンテナンスが必要です。
これからも「環境に配慮した誠実な家づくり」を続け、循環可能な社会への貢献を目指します。
12 つくる責任 つかう責任
建築は環境をつくり、環境は人をつくる
人は住まいづくりを考えたとき、その居住環境に何を想うのだろう?
人生の1/3が睡眠であり、2/3程度は家で過ごす時間であると考えたとき室内の環境はどうあるべきか?
たとえば断熱レベルの低い住宅に良く見られる「結露」がもたらす健康被害を考えます。
下記の研究データをみてどう思うでしょう?( 数値は結露、カビのない住宅比 )
●リビング、寝室に結露が見られる住宅
咳症状:8.96倍 気道過敏症:2.45倍 喘息症状:2.41倍
●リビング、寝室にカビが見られる住宅
咳症状:3.56倍 気道過敏症:3.05倍 喘息症状:3.76倍 という結果がでています。
この数値をみてもまだ「結露」は仕方がないと、あきらめ無視することができるでしょうか?
このような症状だけではなく、心疾患や脳血管疾患を発症し死亡に至る人数は交通事故の3倍以上。
1月をピークとして10月から5月まで1万人を超えています。
このような状況は他の先進国からすれば考えられない異常な数字です。これらは主に室温が低いこと
が原因であると考えられられています。(18℃を許容範囲として16℃以下では健康を害します)
なかでも脳卒中は寝室、浴室、トイレなどと室内で80%が発症しています。
日本では北海道など全館暖房があたりまえの地域をのぞき、各部屋ごとの部分間欠暖房が主流です。
断熱レベルの低い住宅では、部分間欠暖房が難しい廊下などの屋内で脳卒中が発症しやすいのです。
もし、あなたの住む家がヒートショックを受ける環境にあり、断熱工事を後回しにしているのならば
疾患発症のリスクを抑えるためにも、暖房費を惜しまずに家中が暖かい環境をつくってください。
医療費や介護費用など、後にかかる費用負担とリスクを考えると暖房費など安いものです。
そのリスクや負担は自分自身にとどまらず、家族にまで及ぶものになります。
身体的な不自由、家族の負担、経済的損失など計り知れないものになってしまいます。
東工務店では、「家中の温度差が少なく、調湿して結露しない空気がきれいな家」を
環境に配慮した素材をきちんと選択してつかい、丁寧な施工をしてつくることをお約束しています。
13 気候変動に具体的な対策を
現在は建築物の排出するCO2の80%がランニングの過程で出ています。
当然生活する上でエネルギーを消費するので当然ですが。気候変動に対し建築物ができる事は
使うエネルギーを少なくし、 CO2をできるだけ出さない事。ポイントはたったの2つ
● 建築時にまず省エネルギーで暮らせる家をつくる。
● 化石燃料の使用をおさえ再生可能エネルギーを利用する。
過剰に冷暖房費を節約をすることではありません。それを必要としない家をつくるという事。
イギリスでは新築住宅を対象に CO2 の排出量について、このような基準を法制化しています。
2010年25%削減、2013年44%削減、2016年ゼロカーボン (すでに日本のZEH基準では建築不可能)
フランスでは、2020年までに全ての新築住宅をエネルギーポジティブ(消費量<生産量)にすると発表。
北海道と同じくらい寒い国がすべての住宅で CO2 排出ゼロがあたりまえになっています。
東工務店では、家を建てるとき、リフォームするとき、まずは小さなエネルギーで暮らせる家をつくること。
そのうえで必要最小限の創エネをすることでカーボンニュートラルとなる家づくりをする。
さらには、エネルギーポジティブになる家づくりをする。と明確な優先順位をつけています。
私たちは自然素材を中心とした省エネルギーで暮らせる家づくりをすることで
気候変動に対し具体的に取り組み、循環可能な社会への貢献を目指します。
14 海の豊かさを守ろう 15 陸の豊かさも守ろう
健全な森で育まれた養分は川を経てやがて海へとその恵みをもたらせます。
私の暮らす香美町(但馬地域)は山と海が身近にある自然豊かな町です。
その豊かな自然と恵みを守るために、私たちが取り組んでいることは木の地産地消です。
地元の山から育った木材を地元の製材店で加工・製品化したモノを使い地元の工務店が家をつくる。
木の健全な循環(植樹→生育→伐採→製材→活用)は健全な環境を育みます。
東工務店では、家を建てるとき、リフォームするとき、兵庫県産木材使用率を80%以上としています。
地元で育った木を地元で消費することは健全な森を育むだけでなく、輸送時のCO2排出も削減します。
また、毎年植樹をおこない、山や海の清掃作業にも参加することで環境保全にも努めています。
17 パートナーシップで目標を達成しよう
私たちが考えるエコハウス=「自然素材でつくる省エネルギーな家」をつくる同業者とのネットワーク
を構築し、エコハウスの建築棟数を増加させる取り組みを行っています。
とくに断熱性能と、その施工品質には徹底した管理と指導を行い、工事に係る業者にも同等の品質を
求めています。
設計内容を建物に反映させるために施工品質は最も重要な要素です。
工事に係る一人ひとりが環境に配慮したエコハウスづくりをしているという意識が大切です。
東工務店では、工事に係るすべての人が共通の意識を持ち取り組むことで目標に取り組んでいます。
●兵庫県美方郡香美町香住区香住にある工務店です。設計から施工、品質管理、アフターサービスまで責任をもって提供させていただきます●
ZEHビルダー:建築士会会員:ひょうご木の匠:兵庫県住宅改修業者:クリナップ水まわり工房会員
あんしん住宅瑕疵保険取扱店(10年保証):ジャパンホームシールド地盤保証取扱店:太陽光発電取扱店(MITSUBISHI認定施工店)