東工務店 東1級建築設計事務所

■ 大工の独りごと / 05 日本が育んできたもの − 文化、四季、伝統・・・





〜 日本が育て、つくり、伝えてきたものに触れ、感じる 〜

みなさんは 漆(うるし)を ご存知だと思います。古くから使われ、身近なものに茶碗、箸、お盆などがあります。

その身近な食器だけでなく、漆は古くから日本建築の木材保護にも、用いられてきました。

その漆も、現在では中国産が主流になっています。それはなぜだと思われますか?

ひとつは、価格が安価なこと。一般的には、国産漆にくらべ1/10程度の価格とされています。

ひとつは、施工が容易なこと。国産漆にくらべ、柔らかく、塗りやすい素材であり中国産漆を扱う施工者も数多く

存在します。

主にこの二つの理由から、主流は中国産漆となっており実に95%という割合をしめています。

ですが、このような一時的な利益は重視されていますが、漆本来の耐久性は重視されずにいます。

中国産漆は、20数年もすれば色あせし、木材の保護能力はなく塗り替えをしなくてはならないのに対し、

国産漆は、50年が経過しても施工当時のままで劣化はほとんどみられません。いかに国産漆が優れているか

ということがご理解いただけると思います。

しかしその反面、優れた耐久性をもつために需要は激減し、職人が育たず、技術の継承が難しいというのも

事実です。

このような時代の中で、日本産漆を扱える職人は数人しかいないという現実があります。

日本が誇るべき、素材も、職人の技術も「育たない時代」 「失われていく時代」になっているのは、

とりかえしのつかない事のように感じます。

これは、漆だけでなく、国産木材、左官職人、大工職人などにも同じ事がいえるのです。職人はどのように育ち、

その技術を継承していくことができるのでしょうか?

 ■東工務店では、技術の継承をしていく手段としてプレカットをせず、職人による構造材の加工をつづけています。

屋根組も丸太をつかった和小屋組をするなど、機械加工ではできない技術を職人が取得しています。

また、左官職人の技術継承に貢献できるよう左官工事を多く取り入れるような設計もすすめています。

●兵庫県美方郡香美町香住区香住にある工務店です。設計から施工、品質管理、アフターサービスまで責任をもって提供させていただきます●

ZEHビルダー:建築士会会員:ひょうご木の匠:兵庫県住宅改修業者:クリナップ水まわり工房会員

あんしん住宅瑕疵保険取扱店(10年保証):ジャパンホームシールド地盤保証取扱店:太陽光発電取扱店(10年保証施工店)